8月24日、大阪府済生会と大阪府の主催でおこなわれた「ハンセン病療養所入所者とのふれあい体験交流会」へ3年1組の生徒が参加しました。予定では8月7~8日で訪問することになっていましたが、台風の接近に伴い延期され、日帰りに変更となったのは残念でした。
当日は、岡山県にあるハンセン病療養施設「長島愛生園」と「邑久光明園」へ現地訪問と交流へ行ってきました。
ハンセン病資料館の見学をはじめ、収容桟橋や収容所、監房跡などを見学し、納骨堂では献花もおこないました。島内でのフィールドワークでは、当時のようすをヒシヒシと感じることができました。その後、入所者自治会の方のお話では、「伝染病患者輸送中」の貼り紙をされた貨車での移動、園内で生き別れの母との再会、患者作業や家族のこと、そして最近の療養所の様子などが語られ、一時間ほどの時間があっという間に過ぎていきました。みな、一言一句聞き漏らさないように真剣にメモを取っていました。
看護科3年1組ではハンセン病をテーマにし、ハンセン病患者の様々な人権侵害を学ぶ中で、私たちの社会の在り方を考えるきっかけにし、将来の看護師として必要な豊かな感性や想像力を磨きたいと思っています。