8月14日に開催されました講演「戦時下の動物園、ゾウは生き残ったのか?」は、沢山のお客さんに来て頂き、満席になりました。会場には、戦時下で殺処分された猛獣のはく製が展示され、写真などの資料をもとに元天王寺動物園園長の中川哲男先生に詳しくお話をして頂きました。
参加した本校1年の感想を紹介します。
「餓死させることになった上野動物園のゾウたちは、食べ物を貰えると思い、弱った体で一生懸命芸をしていたと知り、可愛そうで仕方が無かった。今まで愛情を注いで育ててきた動物たちを殺さなければいけなかった飼育員さんの苦しさを想像しただけで悲しくなった。戦争は、人間が起こしたこと。戦争さえ無ければ、人も動物も死ななくてすんだ。」
「戦後、東山動物園には、全国から生き残ったゾウに会うためにゾウ列車がやって来た。子どもたちの笑顔が印象に残った。人が殺されるのが当たり前の生活の中で傷ついていた。大好きなゾウに会ったことで、命の温もりを感じられ、心から安心したと思う。その時の笑顔だったのだろう。」