教育探究コースでは、「地域探究」を活動の柱の一つとして位置付けています。
1年3組では、大阪府森林組合のみなさんのご協力を賜りながら、11月5日(金)に「おおさか河内材」フィールドワークを実施しました。
2回に分けて、その模様をお伝えします。
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学校からスクールバスで40分。河内長野市小深地区に到着。
専業林家・奥野さんの山へと入ります。
しっとりとした森の中に入ると、気分が落ち着きます。木漏れ日が気持ちよく、沢を流れる水の音にも癒されます。
最初に、森林に関する説明。森林の保水機能などの「公益的機能」や、森林を保つための間伐の大切さなどを学びます。
実際に間伐を体験。樹齢40年ほどの杉と檜を一本ずつ。みんなでのこぎりをひき、力を合わせて倒します。奥野さんが明るく優しく、木の切り方を教えてくれました。
切り口をみると美しい年輪があり、触ってみるとしっとりと湿っていて、芳香が漂います。
「森の散策」では、レジャーシートに寝そべり、森の風景・音・肌ざわりを思いっきり感じます。「森林で過ごすとストレスホルモンが減り、元気になります」という森林組合・倉橋先生の言葉を実感しました。
森の中でお弁当を食べ、自由時間。沢蟹も発見しました。
あっという間に過ぎた森の中の2時間。すっきりした気持ちで、次の見学場所である大阪府森林組合林業総合センターに向かいました。
<感想の紹介>
●間伐体験では、木が全然切れなくて、すごく難しかったです。木が倒れる瞬間、とても感動しました。木を切った断面は年輪が何層も重なっていて、すごかったです。杉とひのきの葉っぱも違うし、断面の色も全然違っていて、面白かったです。(H・Uさん)
●森の散策では、五感で森の良さが感じられて、鳥の鳴き声や川の音、葉っぱの音がとてもきれいでリラックスしたし、森の優しい香りで癒された。目を開くとまぶしくてはパが揺れていて、雲が流れる感じがとても心を穏やかにしてくれて、ストレスが減った感じがしました。森の良いところに触れるたび、森をきれいに整備している人たちに感謝しようと思いました。(S・Oさん)