2年3組 教育探究コース 3学期の探究の時間では、「大震災から学ぶ」として東日本大震災を軸に、津波や福島原発の事故、防災について学んでいます。
今回、震災の状況を少しでもリアルに体験し、より実践的な防災への学びにつなげるためにあべの防災センターで、阪神・淡路大震災の揺れや震度7レベルの揺れを模擬体験しました。
他にも、がれきの街から防災を学び、突然起こる地震の恐怖を映像から感じることができたと思います。
これまでに、被災体験の話や津波の状況・東日本大震災の地震のメカニズムなどを学んできたことが事前学習となり、今回の体験で実感を伴い、さらに深く知ることができました。
生徒の感想
●今回、揺れを体験してみて正直、アトラクションに乗っているような感じの体験だったなと思う。けれど、これが本当に自分の身におこると考えるとすごく怖いし、手すりなどの丈夫なものがないと立っていられないなと思った。
●学校へ帰って来て今日のまとめや感想を書いているときに「南海トラフが今回、体験したように揺れる」と想像すると凄く怖い。今回の体験が地震への心構えになった。凄くいい経験になった。思っていたよりもグラグラ揺れて、バーを持っていても普通に転んでしまいそうだった。当時の人たちは、バーなんてないし、しかも早朝の5時46分に地震がきていたから余計、混乱したと思うし、怖かったと思う。その後も逃げることや、家族の安否、津波など追い打ちをかけるように次々とやらなきゃいけないことがある。家族との事前の相談が大事だなと思った。
●色々な映像や話などを聞いて学んで、被災した人からすると比べ物にならないけれど、少しは本当の怖さ、恐ろしさを実感し、知ることができた。
●南海トラフ地震が来た際の津波の推定の高さがでていたが、そういう予測が大きく外れて、それより何十メートルも高いものが来ることがあるかもしれないから油断はしてはいけない。自分の身は自分で守れるようにきちんと自分にできる最大の対策をして、来た時に備えていかないと行けないと心の底から思った。
●地震が起こらないようにすることは無理だから、どうしても予測できないころもあるので、出来ることはしっかりやろうと思った。例えば、避難する場所を予め家族で話し合っておけば、スマホが使えない状況でも合流することが可能だし、非常用のバッグなどを用意しておけば、最低限のものは持ち出せる。
●思っていたよりも色んなことが学べた。南海トラフ地震への警戒心が高まった。今日、来れた事でこれまで考えていた想定が本当は難しいと感じたし、甘くみていたのかもしれないと思った。