6月15日は弘法大師(空海)の生誕を祝う“青葉まつり”の日です。本日、式典がありました。
校長先生より1950年に弘法大師の「広く庶民に教育を」という精神に則り創設された大阪暁光高校の歴史と、仏教の「不殺生」の教えに関連した講話がありました。
「仏教で最も大切なことは何でしょう。それは『不殺生』、すなわち『生命を傷つけてはならない。命を奪ってはならない』ことです。ブッタは『殺される側に自分の身を置いてみなさい』と述べています。戦禍の燃え盛るウクライナでは、6月2日のユニセフの発表で243人の子どもの命が奪われました。今はもっと増えているでしょう。3人に2人の子どもが自分の家を離れたと言います。たくさんの子どもが親と切り離されてロシアに連れ去られ、過疎地に送られ、ウクライナの事を忘れさせられようとしています。
みなさん、人の苦しみや痛みを理解し、共感する力は教育によって育まれます。千代田学園は、これからも非暴力・不殺生の生き方を貫くための土台をしっかり育んでいきたいと思います。“青葉まつり”を命と平和について考える機会にしてください」