本校では、いのちの教育プログラムとして、1~3年生を通して系統的に「広い意味での性と生、いのちの尊さ」を考える授業づくりをしています。今年度、1年生では1学期に保健室から「性と生を語る」という内容で導入の授業をしました。その発展として、1月17日(火)・23日(月)に1年生全クラスでエンパワメント堺・SAYの会から4名のスタッフにお越し頂き、「10代の性・生を考える」というテーマで授業を実施しました。寸劇も交えながら、デートDVやジェンダーのこと、自分も相手も大切にしあうコミュニケーションって?という内容で、友だちと意見をかわしながら身近な問題として捉え、真剣に意見を出し合い考えました。
性感染症予防のために「軽い気持ちでSEXしない」「コンドームをつける」と伝えた時は、「し~ん」と集中して聞いていました。「恋愛イコール束縛ではない」ということ、対等・平等な関係を築くためには、思いを伝えるコミュニケーションが大事だということを学びました。
4名のスタッフの皆さんからは、「みんなとても素直に意見を出してくれて嬉しかった。こんなふうに自分の意見をみんなの前できちんと言えるって素晴らしい!」と評価してくださいました。生徒達にとって、自分も相手も大切にしながら、自分らしく健康に生きていくことを考えていくキッカケとなることを願っています。
このプログラムは、2016年度大阪府人権協会との協働事業として「セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ」の意識調査と検証への協力として、事前・事後のアンケートも行われました。調査結果は、3月~4月頃にえんぱわめんと堺のHPにも掲載される予定です。
えんぱわめんと堺/ES http://www.npo-es.org/index.html