寒さが厳しい1月10日(土)、FTC(フリーザチルドレン)部は新今宮駅に集合し、釜ヶ崎の炊き出しボランティアに参加しました!
炊き出しに訪れた方々は、ずらりと並んだ列に約400名。野菜たっぷりの熱々スープをご飯にかけた「野菜丼」を支援者とともに配りました。
「ありがとう」という声に、生徒たちは励まされます。食べ終わった食器を洗う生徒たちに「おいしかったよ」「温まったわ、ありがとう」といった声がかかり、自然と笑顔が生まれました。(^^♪ 最初は緊張で声を出せなかった生徒たちも、自分から「ありがとうございます!」言えるようになりました!
支援者の方からクッキーの差し入れをいただき、「また来てね」とのお声がけをいただきました。
炊き出しが終わると、「野宿者ネットワーク」の生田武志さんの案内で釜ヶ崎をフィールドワーク。『こどもの里』をはじめ、ホームレスの方々や子ども、女性といった経済的・社会的弱者を支援する多くの施設を見学しました。最後は釜ヶ崎芸術大学ココルームで感想交流を行いました。🌝
《参加した生徒の感想》💙初めて炊き出しに参加して、『ありがとう』と言われたことがうれしかった。何回も並んでいる人がいて、困っているのだと感じた。そういう状況になっている社会のあり方に疑問を持った。💙ついた瞬間からすごく並んでいて、炊き出しへの期待があるんだと思った。それ自体が食べられないという事実を表していておかしい。でも、一緒に食べている人がいたり、炊き出しの場が居場所になっていたり、つながりの場になっているのだと知った。それはとってもいいことだと思うし、自分もその役に立てたのかなと思う。💙ホームレスの人たちへの意識が変わった。『親にその地域は…』と言われてきたが、実際に来てみて、いろんな声をかけてくれたり優しい人が多い印象だ。そんな人たちが苦しまないといけない今の日本社会はおかしい。💙警察署などいろんな建物にバリケードや壁が高く設けられている。ホームレスの人たちを危険視しているのだと思う。一方で、炊き出しは「人のやさしさを知れる場所」だと感じた。💙生活に困っている人が道に寝ている人がいるのに、気にも留めない社会ってどうなんだろうと思った。💙2年前に来た時よりもきれいになっているが、根本の問題は何も解決されていないと感じる。こどもの里のような施設で将来働きたい。母子家庭に育った自分も幼い時に母が忙しく、ほとんど家にいなかった。そんな子どもを支えられる存在でありたい。💙「ありがとう」という声かけにやりがいを感じた。この活動を続けている方を尊敬する。行政が仕事をもっと増やして働ける場所を増やす責任があると思う。💙街の中の監視カメラの数の多さに驚いた。誰を見張っているのだろう。結核のことなどが案内に書かれてあり、同じ大阪なのだろうかと驚いた。ぎりぎりの生活を自分に置き換えて想像すると苦しくなる。こどもの里では職員の方たちが丁寧に子どもたちにかかわっていた。ここが居場所になっているんだろうなと感じた。