11月11日(木)3~4限は、2年3組を対象とした、窪島誠一郎さん(戦没画学生慰霊美術館「無言館」館主、作家)による特別授業。今回が4回目です。
テーマは「窪島誠一郎の人生相談」。生徒が綴った「人生相談」に、窪島さんが答えていきます。
「『自分がわからなくなった』。それって、すごく大切なことです。“自分は何者か”を探すのが人生なんだ」
「僕のモチベーションは、日々を生きるということ。1日を生ききるというのは、“自己新記録の更新”なんだ」
生徒の「相談」に“窪島節”も交えながら、テンポよく答えていきます。
担任の先生の「人生相談」も取り上げられ、教室に笑顔が広がります。
「朝起きるのが苦手」と相談したJさんの「朝は怪物だ」という表現に感銘を受けた窪島さん。
「あなたは詩人だね。すてきな詩です。せっかくなので、『朝は怪物だ』を題に、即興詩をつくります」
次から次へと、窪島さんから言葉が流れ出してきます。
「題をくれたら、もう一つ、即興詩をつくりますよ」
窪島さんの申し出に甘えて、学級通信のタイトル「ともに生きる」をリクエスト。
これにも即興で詩を紡ぎだす窪島さん。
作家の本気に触れ、教室に感動・感嘆が広がります。
最後に、戦没画学生の絵の鑑賞と解説。今回の作品はすべて、屏風絵です。
作品から受けた印象を短冊に書いて、2時間の授業時間が終わりました。
来月の授業は、12月17日(金)。テーマは「本の力、ことばの力」。
次回授業の様子も、ホームページにてご紹介します。