教育探究コースでは、「地域探究」を活動の柱の一つとして位置付けています。
1年3組では、大阪府森林組合のみなさんのご協力を賜りながら、11月5日(金)に「おおさか河内材」フィールドワークを実施しました。
2回に分けて、その模様をお伝えします。
(前回の記事…https://www.osakagyoko.ed.jp/official/schoollife/schoollife-eq/18870)
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奥野さんの森を後にし、到着したのは大阪府森林組合木材総合センター。月に1度行われる、木材競り市の見学です。
競り市場に入ると、広大な敷地一面に並べられた、巨大な丸太にびっくり。
樹齢80年~120年の木がたくさんあります。
「良い木材はどのように見分けますか?」とNさんが質問。丸太の買い付けに来ていた方が親切に教えてくれました。「曲がりの有無や、木目。色。あとは、どう使いたいかに応じてやね。柱なのか、板なのか。そういうのを考えながら競りに来るよ」。
競りはリズミカルに進みます。森林組合の堀切さんと角田さんが、それぞれの丸太の予想される用途や、ついた値段の予想される理由を解説してくれました。
最後に向かったのは、大阪府森林組合の製材所、「ウッドベースかわちながの」。
今日の復習をかねて、杉・ひのきを見分けるクイズ。数本用意された角材に触れながら、みんなで話し合い、色・重さ・香りで杉かひのきかを見分けます。
木材をカットし、乾燥する過程を見学し、カンナがけも終えた木材は、軽く手触りの良い仕上がりです。
森林、伐採、競り市、木材加工、と「おおさか河内材」の流れをたどる、小旅行のような学習でした。
12月8日には、こうしてつくられた「おおさか河内材」板材を用いて、木工体験を予定しています。
その模様もホームページにて、お伝えします。