教育探究コース2年生では文化祭テーマ学習として、ブレイディみかこ『僕はイエローでホワイトでちょっとブルー』(新潮社、2019年)を読み進め、多様性、差別、国際理解などについて学習しています。
9月15日(水)の「教育・人間探究の時間」では、「青い目茶色い目実践を考える」。1968年、アメリカの小学校での実験授業の映像を視聴しました。
差別をしない子どもたちを育てるために、あえて教室内で差別体験をさせるという授業実践には、当時から賛否両論が寄せられています。授業者のエリオット先生は無自覚に差別に陥っていく怖さを子どもたちに気づかせたい、とこの授業を構成しました。
授業の様子を映像資料で視聴した後で、「『青い目茶色い目』実践を受けた子どもたちはこれから差別をすることは一生ないだろうか」「このエリオット先生の授業は『良い授業』か否か」という問いを中心に、意見交流をしました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、グループワークを避けつつも、ネームプレートやふせん紙等も使って、意見交流を積み重ねています。