教育探究コース2年生は、文化祭テーマ学習として、ブレイディみかこ『僕はイエローでホワイトでちょっとブルー』(新潮社、2019年)を読み進め、多様性・エンパシー・国際理解について学びを深めています。
他者への想像力を育む目的で、9月1日、車いす体験と高齢者体験を校内にて実施しました。
車いすで自走したり、介助してもらったりすると、ふとした油断で教室のドアやエレベーターの入り口等にぶつかりそうになります。
段差を前に、介助者が「車輪を上げますね」と一声かけてくれるだけで、安心感が違います。
高齢者体験では、視覚・聴覚の制限や手足の重さが日常生活に与える不安に気づきます。
体験を通して、通常見過ごしがちな「バリア」を感じる、印象に残る2時間の授業でした。