教育探究コース2年生を対象とした、毎月1回の特別授業、窪島誠一郎「言葉の教室」。窪島誠一郎さんは作家であり、戦没画学生慰霊美術館・無言館館主です。今回は、伊澤洋、興梠武、蜂谷清、日高安典の4名の戦没画学生の作品を切り口にしつつ、「家族」や「人生」をテーマに語り合いました。
●無理に自分の思ういい人にならなくてもいいかなって思った。絵は何も言わないのに、描いた人の感情や、描かれた人の想いが伝わった気がした。もう少し遅く生まれてきたら、自分の思うままに楽しく絵を描くことができたはずなのに、“戦争”があったために、夢を捨てて戦わなければいけないのは本当に残酷だと思った。(Tさん)
●絵画一つ一つ、自らの足で迎えに行って、実際に話を聞いて、集めた窪島さんだから、私たちに伝えてくれる一つ一つの言葉に説得力や重みを感じた。窪島さんは若者の言葉に耳を傾けてくれるので、とても嬉しい。(Hさん)
次回の授業は9月1日の予定です。